【企業紹介】株式会社横浜工作所 | カテゴリー 造船所
この記事は、株式会社横浜工作所のwebサイト(https://www.yew.co.jp/index.html)から内容を引用して作成しています。
【おしらせ】
株式会社横浜工作所は、船舶の修理・沖修理、陸上諸機械の製作・修理・整備、小型船舶の建造・整備などを事業とする神奈川県の造船所です。
今回は「株式会社横浜工作所」を紹介します。
令和2年に創立100周年を迎えられた会社です🙌✨
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企業の取り組み
企業について
株式会社横浜工作所について簡単に教えてください。
株式会社横浜工作所は、1920年に創立された横浜市の会社です。船舶修繕の分野で100年以上に及ぶ歴史と実績を積み重ねてきました。
現在では多い時には年間700件にも及ぶ船舶修繕の依頼をいただき、業界における当社の存在価値はますます高まっています。
事業内容
株式会社横浜工作所の事業について教えてください。
株式会社横浜工作所は「船舶修繕事業」とその技術を活かした「新規事業」を展開しています。
◆株式会社横浜工作所の事業
主な事業
- 船舶修繕事業
新規事業
- 機械工作事業
- 陸上設備事業
- 油圧ホース事業
- 油回収機・オイルフェンス事業
船舶修繕事業について詳しくご紹介いたします!
船舶修繕事業
東京湾では、タンカー等の大型船をはじめ様々な船が毎日約500隻も出入りしています。この数字は、世界有数の海上交通の要所であるマラッカ海峡の2倍近くにもなります。
私たちは、それら多種多様な船舶の修理に24時間・365日対応しています。東京湾近郊において、ドライドック修理(上架修理)と沖修理(出張修理)の両方を柔軟に担える数少ない会社が横浜工作所なのです。
船舶修繕について
横浜工作所では、船舶の安全航行のために緊急修理や定期メンテナンス等を行い、常に万全な状態で航行できるようサポートしています。
船体修繕
船体の破損部の修繕や塗装、甲板上の機器の修理を行います。特に海水に直接浸かる喫水線(船体が水に浮かんだ際の水面の線)下はすぐに錆(さび)が出るため塗装で保護したり、腐食等で薄くなってきた鋼材を交換したりする必要があります。
塗装は、船体の塗膜保護と海藻・貝類等の付着防止のために行われます。船底に水生生物が付着すると、重量増による速力低下や水流抵抗による燃費悪化等、大きなエネルギーロスにつながります。
機関修繕
主機関のメインエンジン・軸・プロペラの整備や修繕を行います。数十万トンもの大きさの船舶を推進させる動力を生み出すメインエンジンは、航行中、長時間燃料を燃焼し続ける過酷な状況下で動いています。
定期検査では、メインエンジン等の解放(分解)を行い予防的修繕計画等に則り、損傷した部品のチェックや摩耗した部品の交換等を行います。
配管修繕
船舶の中には、多種多様な配管が設置されています。特に大型船舶では、機関配管や各部屋等に張り巡らされた配管が、数万本単位で設置されています。それら配管には、「海水」「清水」「燃料油」「潤滑油」「蒸気」「窒素」「圧縮空気」など様々なものが流れています。
万一、配管が詰まったり漏れたりして故障すると、船舶の安全航行に支障が生じたり、衝突や座礁等の海難事故の発生原因になったりします。船舶の配管は、いわば体内に張り巡らされた血管のようなものなのです。
その他の修繕
・部品交換
・油圧ホース交換
・油回収機・オイルフェンス設置
・電気修繕
船舶修繕の場所
船舶修繕は、故障、劣化、事故等の理由により行われますが、その作業内容には、一つとして同じものはありません。
修繕を行う場所には、構内のドック、出張先、浮きドック等があります。
沖修理
沖修理とは、船舶が港外の洋上や岸壁に停泊中に修理することをいいます。
ドックに入渠して修繕するのがベストですが、緊急性を要したり積荷や航路等の都合でドックに運べない場合等に行われます。
ドライドック
船体の検査や修理等のために船舶を修理する専用の場所をドック(船渠、乾ドック)といいます。大型船舶を修理する一般的なドックは、船体がドックに進入(入渠)すると、海と繋がっている水門が閉められドック内の海水をポンプで徐々に排水して船底などの工事を行います。
当社の上架船台では陸上で船を載せる台車を組み、スロープから水中に沈めてウインチで引っ張る方法で陸上に引き上げます。その後、船体の修理や船底に付着した貝類等の除去清掃等を行い塗装します。スクリューの整備もこの時に行います。
フローティングドック
フローティングドック(浮きドック)は、海上に浮かんだドックで凹型のバラストタンク内に海水を注水して沈ませ、海水を排水すると浮上する仕組みです。ドックを沈めた状態で船舶を引き入れた後、ドック内の水を排水して船舶を乗せた状態でドックを海上に浮き上がらせます。
横浜工作所では、海上土木工事に使用されるケーソンドックを利用して、アメリカ陸軍・海軍の大型船舶6隻を2隻ずつ上架して修理を行いました。型式の異なる船を2隻並べて上架した修繕は、世界でも類を見ないと思われ、当社の将来的発展を見据えた大きな一歩となりました。
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新規事業
機械工作事業
船舶修繕に欠かせない溶接技術、多種多様な部品などを組み合わせた機械部品の加工製作で培った特殊技術を活かし、メーカーでは既に生産が終わっている部品でも自社内で製作し供給しています。
修理が不能といわれた機械機器がもとの通りに動き出す姿は、修理を依頼されたお客様からの感謝につながっています。
陸上設備事業
長年の船舶修繕で築き上げた設備関連の技術力(発電機、電気設備、エンジン設備、配管工事、機器換装等)と沖修理(出張修理)で培った現場力とを応用し、環境プラントをはじめとした陸上設備の修理・保守メンテナンスを行っています。
油圧ホース事業
油圧ホースは本体がゴム製品のため、船舶機関、建設機械の中で一番劣化が激しく壊れやすい部品です。その上、用途によって長さやカプラー(継手・コネクター)の形状が異なり、一本一本をオーダーで製作し、注文から取付迄に長期間を要していました。
横浜工作所では、世界的な油圧ホースメーカーである「GATES」社と業務提携を行い、油圧ホースの製作・耐圧試験・取付までを一貫して行う「即納体制」を確立し、様々なニーズにスピーディかつ効率的に対応可能です。
油回収機・オイルフェンス事業
船舶に関わる企業では、船舶自体の安全性も重要ですが、油流出事故など海洋汚染防止対策の検討も必要です。中小型船舶では、取り回しのしやすいリヤカータイプの回収機へのニーズもあります。
横浜工作所では、こうしたニーズにも応えられるよう、世界の5大メーカーの一つであるSLICKBAR®(スリックバー)社と業務提携し、小型で高性能な油回収機の国内販売並びに、修理・整備を行っています。
SNS
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会社概要
社名
株式会社横浜工作所(Yokohama Engineering Works, Ltd.)
略称
YEW
所在地
〒230-0052 神奈川県横浜市鶴見区生麦2丁目3番29号
(敷地面積 9,637.10平方米)
登録設備(造船業)
事務所 本館 | 4階建て 1棟 |
---|---|
事務所 分館 | 2階建て 1棟 |
工場棟 | 第一機械設備工場 3階建て 1棟 第二機械設備工場 1棟 第三機械設備工場 2階建て 1棟 第四機械設備工場 1棟 |
上架船台 | 19m(W)×65m(L) 上架船台2箇所(引揚ウインチ200総トン1台) |
接岸岸壁 | 2箇所 |
溶接設備 | 120KVA |
原図場 | 168.8㎡ |
屋外倉庫他 | 5棟 |
営業品目
各種船舶の修理・沖修理
陸上諸機械の製作・修理・整備
小型船舶の建造・整備
機械加工、一般舶用機器の修理・整備
機械器具の修理・設置工事、倉庫保全・管理
油圧ホース製作・取付工事
資本金
50,000,000円(全額払込済)
設立
創立 大正9年(1920年)6月2日
代表取締役
二宮 一也
従業員
64名(2023年9月現在)
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