日油株式会社は、「バイオから宇宙まで、化学の力で新しい価値を創造する企業グループとして、人と社会に貢献します。」を経営理念とし、1937年の創立した企業です。

時代の要請に応じた製品の供給を通じてさまざまな産業分野の発展に貢献することを使命としています。

日油グループの製品は、そのほとんどがユーザー企業向けで、食品や火薬類のように、そこで消費されてなくなるものもあります、多くは身のまわりの商品の製造に使用されています。

これら商品のリサイクル化・省エネ化に貢献するもののほか、環境への負荷を削減するために生分解性を有するものや有害物質を含まないものなど、環境対応型製品を提供しています。

今回は日油グループの考える環境対応型製品を3つご紹介します！

屋外で使用される建設機械やダムの水門などに使用されている作動油（鉱物油）が、不慮の事故・災害で自然界に漏出し、環境を汚染することが問題となっています。

そこで、自然界に生息するバクテリアで分解（生分解）される作動油『ミルルーブ®』を開発し、代替を進めています。温室効果ガス削減に貢献する風力発電のギア用途にも対応しています。

古紙原料は、接着剤などの粘着物質をはじめ、多くの異物を含んでいます。この異物は、再生紙製造時の作業効率低下や、製品の品質に影響を与えます。

ピッチコントロール剤『ミルスプレー®』『スパノール®』『ディタック®』や離解促進剤『ビオレックス®』はこれらの問題点を解決し、古紙の利用を促進します。

セメントカプセルは、耐震補強工事を主用途とした接着（無機）系後施工カプセルアンカーです。

樹脂製の製品と比較して耐火性に優れているとともに、シックハウスの原因となる有害化学物質を含まない安全性の高い製品です。

先端技術研究所は、バイオマテリアル、機能材料、ファインポリマーを主体に息の長い研究に取り組んでいます。

また内外の研究機関との情報交換・技術交換をはじめ、異業種を含めた幅広い共同研究も積極的に行っています。

新規医薬医療素材と技術の研究開発に注力し、オープンイノベーションの共創パートナーの発掘を目的としてナノ医療イノベーションセンター(iCONM)内に研究拠点設置し、開発を行っています。

油脂とその誘導体、界面活性剤、高分子に関する応用研究を中心に、様々な角度からアプローチし、資源・環境・エネルギー、ヘルスケア、電子・情報分野における高機能・高付加価値製品の開発に注力しています。

他にも化薬事業部、機能食品事業部、ライフサイエンス事業部など様々な研究所を有しています。