【企業紹介】株式会社NMDグループ|カテゴリー メーカー
この記事は、株式会社NMDグループ様のwebサイト(https://www.maritimedisplay.co.jp/)から内容を引用して作成しています。
【おしらせ】
日本船舶表示カンパニー(元・日本船舶表示株式会社)は、船舶の銘板製作・IMOシール製作・販売を事業とする東京都に本社を置く株式会社NMDグループの社内カンパニーです。
今回は「株式会社NMDグループ」を紹介します。
船舶業界の進歩をサポートする企業です🙌✨
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企業の取り組み
企業について
株式会社NMDグループについて簡単に教えてください。
2022年6月、日本船舶表示株式会社は、KOM’c 株式会社、株式会社 VG Maritime Solutions、日本船舶通信株式会社の3社と合併し、新たに株式会社NMDグループとして再出発しました。
引き続き、船舶・海洋・環境分野に根を下ろしつつ、各社の力をひとつにまとめ、機動力と発想力をさらに高めることで、よりよい製品やサービスを提供するために、「経営理念」を次のように定めました。
株式会社NMDグループの経営理念
自由な発想とたゆまぬチャレンジ精神で、
海と陸、人と自然の架け橋となり、
豊かな未来を創ります
事業について
株式会社NMDグループの事業について教えてください。
株式会社NMDグループの事業は次のように多岐に渡ります。
株式会社NMDグループの事業
・金属船舶銘板の製作・販売
・フィルム製品の製作・販売
・3D-MDSの提供
・環境ソリューションの開発・提供
・船舶の修理・保守サービス
・船舶管理用システム開発
・船舶向け通信機器の販売
・船舶向け図面管理サービス
・防錆(サビ転換)の販売
・上記に関連する業務
今回はNMDグループの一つ、日本船舶表示カンパニーの事業である「金属船舶銘板」について紹介します!
船舶銘板
海に浮かぶ工場ともたとえられる船舶。 そこでは、さまざまな銘板、マーキング類が使用されています。 材質も、サイズも、デザインも、納期も、すべてバラバラの船舶マーキングは、従来、バラバラに作成されていました。でも、これからは新しい技術で、まとめて注文、一括管理。しかも、フルカラー、高耐久。 船舶の進歩を、株式会社NMDグループ〜日本船舶表示カンパニーがサポートします。
新世代の船舶マーキングへ
日本船舶表示は、金属板やフィルムへの画像付与を可能とした最新のマーキングテクノロジー( 昇華熱転写技術)を使い、主に船舶用の銘板・掲示用図面、さらには船名板にまで応用しています。
高品質・短納期・低コスト・低環境負荷といった基本性能はもちろんのこと、船という製品の特殊性に応えるトータルなサービスシステムをご用意しています。銘板の発注作業や、集配・工事管理の負担を大幅に改善するなど、設計・資材・集配・工事のご担当者どなた様にもご満足いただける製品とサービスを提供することが可能です。
適材適所、幅広いラインナップ
定番アイテムであるバルブ銘板や注意銘板に加え、掲示用図面、船名板など、それぞれのシーンに最適なマテリアルをご用意。使われる用途を選びません。
また、フィルム製品と組み合わせれば、IMO蓄光シールなど、本船上のあらゆるサインに使用可能です。もちろん、船舶に搭載する舶用機器にも最適です。
金属素材にはアルミ、ステンレス、亜鉛メッキ鋼板があります。幅広い用途をカバーするだけでなく、ひとつのシステムのもとで、使用場所に最適なさまざまな銘板を一括で発注・管理することが可能です。従来の金属銘板、アクリル板にかわるトータルなソリューションを実現しています。
品質
船舶上、とくにデッキ上などの暴露部は文字通り非常に過酷な環境です。日本船舶表示のメタル銘板は、樹脂コーティング部分が金属表面を良好に保護。耐候性・耐久性・耐食性に優れています。
また、環境負荷が小さく、デザイン性・視認性に富むなど舶用資材として高い基本特性を示します。
高い耐候性・耐久性・耐食性
海水、日光、高温、あるいは低温。船舶上、とくにデッキ上などの暴露部は文字通り非常に過酷な環境です。
船舶に特化した製品として、何よりもまず耐候性・耐久性・耐食性を備えていなければなりません。日本船舶表示の銘板は発売開始から10年を経過し、基本性能についてお客様から高い評価をいただいています。
わたしたちの銘板は、樹脂コーティング済みの金属板にインクを浸透させて意匠を発現する製造方法のため、金属表面を良好に保護します。
船舶に特化した製品として、何よりもまず耐候性・耐久性・耐食性を備えていなければなりません。日本船舶表示の銘板は発売開始から10年を経過し、基本性能についてお客様から高い評価をいただいています。
すぐれた視認性と表現力
日本船舶表示のメタル銘板は、フルカラー・デジタル出力。高い視認性・表現力を発揮します。文字数や色数で価格が変わらないという特性を活かし、銘板を系統色で色付けしたり、追加情報を銘板自体に付加することで、さらに認識しやすく、管理しやすい銘板にすることができます。
昇華熱転写ならではの多彩な表現力を活かした日本船舶表示のメタル銘板は、暴露部・エンジンルームから客船の客室部に至るまで、使用される場所を選びません。
現代にふさわしい環境性能
日本船舶表示の銘板のキーテクノロジーである 昇華熱転写はシンプルでクリーンな製作工程が持ち味。化学処理工程が必要ないだけでなく、銘板そのものも環境に優しい製品です。
例えば、メタル銘板製品は焼却処理またはリサイクルが可能。不要になった後は、通常のアルミ・SUSリサイクル品として取り扱うことができます。また、製品には塩化ビニルなど燃焼時に有害物質を発生させる素材は一切含まれず、製造工程においても有機溶剤を使用していません。
現在多く利用されている腐食エッチング工法を用いた製品と比較してみると、違いは明らかです。フィルム製版を必要とするエッチング工法は、エナメルインクだけでなく、製作の過程で感光・洗浄・腐食などに有機溶剤、感光材や塩化第二鉄、更には鉛系の化学薬剤を必要とし、これらの物質を廃棄しなければなりません。
昇華熱転写技術を用いる日本船舶表示の製品は、製品・製造工程いずれの面でも、環境対応に優位性を発揮します。
コスト・効率化
わたしたちの船舶銘板は、オンデマンドのデジタル印刷。また、銘板図面の作成を自動化するなど、船舶の特性にあわせた独自の工夫を行っています。
ハイスピードの対応が可能だけでなく、製作や保管・建造などあらゆる局面でのロスを低減し、造船所やメーカーの管理効率の向上にも貢献します。
迅速・確実な工程。誤作を確実に防止。
日本船舶表示の船舶銘板は、デジタルデータを使用した無製版のオンデマンド印刷。工程がシンプルなため納期の短縮が可能です。緊急の追加注文などというケースでも、データがあり、標準サイズであれば、迅速にご対応いたします。
また、電子データをもとに、AutoCADで銘板を自動的に図面化するシステムを使用いたしますので、文字間違いは発生いたしません。
シンプルでスピーディな印刷技術と、柔軟なシステムを組み合わせることで、銘板の設計工程も確定させることができます。修正の減少とともに、銘板メーカー側の誤作(文字間違いなど)を確実に防止します。
システム化による高効率化
一隻あたり 1,500枚から2,000枚にもおよぶ銘板。日本船舶表示では銘板の設計・受発注・製造管理をすべてシステム化することにより、誤作紛失を減少させるだけでなく、設計・資材・現場それぞれの場面での効率を向上させます。
字数や色数を増やしてもコスト増につながらないメリットを最大限に生かし、船番や装着位置、管理番号などのユーザ情報をあらかじめ印字することも可能です。現場での誤用や混乱を未然に防止し、集配管理と工事管理を一つ上の次元にレベルアップすることができます。
もちろん、 AutoCAD により銘板図面作成を自動化することで、当社の製造コストも削減。将来的には、Web対応をはじめ、当社・お客様の両サイドでさらに省力化が図れるシステムの開発に取組んでいきます。
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昇華熱転写技術
わたしたちの船舶マーキング製品のキーテクノロジーである昇華熱転写技術についてご説明しています。
昇華熱転写技術とは?
昇華熱転写とは、昇華性・揮発性の染料(分散染料)が持つ昇華染色性を利用した気相染色法です。分散染料を熱によりガス化させ、耐熱性合成樹脂や硬質の樹脂をコートした金属板に浸透させることにより染色します。
製品の作り方
製作にあたっての実際の工程は、まずインクジェットプリンタを使用し、分散染料から作られたインクを専用の転写紙に印刷します。次に、金属板やフィルムなどの素材と印刷した転写紙を重ね合わせて熱処理(150℃~200℃で1~8分間)することにより、インクを各素材の樹脂層に浸透させて転写が完了します。
素材としてわたしたちはアルミニウム板、ステンレス板、亜鉛メッキ鋼板、PETフィルムを使っていますが、製作プロセスは同一です。製作にあたって化学薬品や有機溶剤などは一切不要です。
昇華熱転写のアドバンテージ
現在、船舶のマーキングにはエッチング工法やシルクスクリーンも用いられていますが、昇華熱転写の優位性は明らかであり、現代の船舶用製品として理想的な特性を備えています。
昇華熱転写のアドバンテージ
- オンデマンドのデジタル印刷
- 製販不要のため、小ロット多品種の用途にジャストヒット
- 色や文字を自由に表現
- 耐候性・耐食性・耐水性に優れている(樹脂層に染料が染み込んでいるため)
- 有害な化学物質を含有・使用しない
広がる昇華熱転写の用途
金属やフィルム自体に画像を付与する印刷技術として、昇華熱転写は現在、幅広い用途に用いられています。
ポータブルオーディオプレーヤーの化粧板、案内地図板、商業施設内などの様々な広告・ディスプレイ・案内板、地下鉄駅構内の携帯電話中継ボックス、温浴施設のロッカー扉材、施設内フロアタイルなど応用範囲は広く、既に多くの実績がある印刷技術です。
会社概要
商号
株式会社NMDグループ
(2022年6月に日本船舶表示株式会社から名称変更)
本社
〒105-0003 東京都港区西新橋 1-22-5 新橋TSビル
社内カンパニーおよび事業内容
日本船舶表示カンパニー
- 銘板事業部 / 京都工場
- 銘板製作
- IMOシール
海洋エンジニアリングカンパニー
- 環境ソリューション部
- GREスリーブ
- 海洋マイクロプラスチック回収
- ケミカルヒートポンプ
- 二酸化炭素固定装置開発
- 造船設計部
- 3D計測
- 3D設計
- レトロフィット設計
- 図面電子化・図面管理システム
- アフターサービス部
- コミッショニング
- メーカーアフターサービス
- その他SVサービス
KOM’c カンパニー
- 海外修繕ヤード手配
- 国内外の沖修理手配
- 舶用機器、部品の調達
VGMS カンパニー
- 船舶向けシステム開発・提供(オーダーメイド対応)
- システム保守サポート
- システム改修
NMCカンパニー
- 簡易型船内 Wi-Fiキット「シーガル」
- 衛星通信対応 Wi-Fiキット「イーグル」
設立日
2003年(平成15年)9月12日
代表者
代表取締役 遠山元樹
資本金
5,100万円
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