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日本の離島とその暮らしを支える船|船長 海と船を語る|シン・ものづくり体験講座

2025-10-30

一般社団法人日本中小型造船工業会は、次世代を担う子ども達に造船業を中心とする海事産業を通してものづくりの素晴らしさを知ってもらうため、キャリア教育の一環として各地の小中学校において海事産業シン・ものづくり体験講座進水式見学会を実施しています。

今回の記事では2025年6月30日に広島大学付属三原小学校で行われた、海事産業シン・ものづくり体験講座の様子をご紹介します。

日本の離島とその暮らしを支える船 講師:株式会社officeひるねこ 小林希 様

皆さんは島国の定義をご存じでしょうか?

海に囲まれており、満潮の時に陸となっている場所が島と認められます。

そんな島が日本には14125島あり、うち約400の離島には人々が暮らしています。

領海、排他的経済水域や日本の歴史を学ぶことにより、島の大切さ、島を守ることは日本の平和につながることを知りました。

島の生活と船のかかわりを学ぶことで、暮らしを支える船の役割を認識することができました。

船長 海と船を語る 講師:一般社団法人日本船長協会 滝浦文隆 様

外国の航路を運航している船長さんがやってきました。

船員さんってどんなお仕事?女性でも働けるの?船には何人くらい人が乗っているの?海賊って本当にいますか?

授業では知ることができないことを、船長さんが教えてくれました。

また、船内生活についても触れ、豪華なご飯や、完備されたネット環境、お給料についても教えていただき、キャリア教育の一環として素晴らしい時間を過ごすことができました。

生徒インタビュー

「日本の離島とその暮らしを支える船」講座を終えて

講演で印象に残ったことを教えてください

日本の島が14125島もあって、いっぱいあるんだなとびっくりしました。

1万年前、瀬戸内海に人が住んでいたこと

もっと学びたいと思ったことはありますか?

地震などが起きた時に船で助けてもらえると教えてもらったので、その場合のやっておいた方がよい対策についても知りたいと思いました。

無人島に行ってみたい。

「船長 海と船を語る」講座を終えて

講演で印象に残ったことを教えてください

危険な海域を航海するとお給料が高くなりますが、そういった海域では航海したい人が少ないと言っていたところです。

長く船を使うために、塗装を一番大切にしているということです。

船に乗れるとしたら、楽しみなことは何ですか?

船から見える海の景色や、様々な国や島に上陸してみたい

豪華な部屋や、プール

講師メッセージ

株式会社officeひるねこ 小林希 様

講演で一番伝えたかったことを教えてください

日本はたくさんの島がある島国です。島がたくさんあるということは絶対に船が必須となります。船で働く船員さんが減っていったり、定着しなかったり、島の生活を支える離島航路が減便になったり、廃止になったりしています。これは日本にとって大きな問題です。このような現状を知ってもらいたいです。

離島の魅力を教えてください

離島の生活を経験したときに船がここまで重要なのかと驚きました。船が生活のインフラで、重要な存在だということを知りました。また、瀬戸内海のある島では、村上海賊をはじめとした歴史も学ぶことができました。とても壮大な旅ができるのが島の魅力です。

一般社団法人日本船長協会 滝浦文隆 様

講演で一番伝えたかったことを教えてください

私の好きな海と船を知ってもらい、私たちの便利で豊かな暮らしが船によってもたらされていることです。

環境保護についての取り組みを教えてください。

些細なことですが、少しでも二酸化炭素が出ないような航海を心がけています。業界全体としての新燃料の取り組みに興味があるので、様々なセミナーに参加し勉強しています。

今回参加した生徒の皆さんに一言お願いします。

講演から学んだことを次の世代に繋げてくれれば幸いです。こういったお話を聞く機会は貴重ですので、児童のみなさんはいい機会を得ているなと思います。この経験を無駄にしないように学習に取り組んでもらえたらなと思います。

シン・海事産業ものづくり体験講座ではペーパークラフトを使用した工作講座・船の塗料・海の生態系・海運や船員の仕事・造船所や造船を学べる高校の見学などなど、さまざまな講座を組み合わせて行っています。

この講座を通して、多くの未来を担う子どもたちに海事産業の世界を知ってもらい、船に携わる仕事を将来の選択肢の一つとして考えてもらえると嬉しく思います。

今後もどんどん情報発信していきますので、CAJS特設ページをぜひご覧ください!!


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この特設ページでは、一般社団法人日本中小型造船工業会が日本財団から支援を受けて実施している「海と日本PROJECT」の活動やSNS情報などを中心に発信していきます。

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