株式会社京浜マリンエンジニアリングは歴史とともに磨き上げた水と火を用いて高度な技術で鉄板を曲げる獟鉄作業を、人々の暮らしに欠かせない社会インフラの建設・整備でも発揮しています。

卓越した技術に魂を込めて、国や地域のつくり手、守り手、担い手として、的確に対応できる事業体制を整えております。

株式会社京浜マリンエンジニアリングでは次の事業を展開しています。

事業についてご紹介します！

新造船は当社の原点であり、創業当初から様々な船の建造に携わってきた長い歴史があります。
切り出された鋼板をブロックに仕上げ、ドックや船台でブロック同士を組み上げるうえで欠かせない鍛冶・溶接作業を中心に、熱を加えて鉄を曲げる撓鉄の匠の技や、艤装やクレーン作業・足場作業などの補助作業においても専属の技術を有する社員が育っております。

創業者の代から社を支え続けてきた技術者が現在も若手の指導育成に力を注ぎ、さらなる技術の研鑽に励んでいます。

船舶の検査には、法律で義務づけられている検査（定期検査・中間検査）があり、仕様書を基に海水や潮風による腐食箇所の修繕工事や、新たな海洋環境規制に対応するための改修工事を実施します。また、予期せぬ衝突事故などにより急な海難工事を要する船主の自主的な合入渠（あいにゅうきょ）があります。

いずれの工事も一隻一隻修理のオーダーが違うため、どんな船のどんな修理にも対応できる技術力はもとより、これまでの経験や判断力が求められるのが特徴です。再び安全に航海できるように回復させるのが私たちの仕事です。

昭和24年に創業以来、社の精神である技魂（技術に魂を込める）をモットーに技術力を大切にしてきました。創業当初より長年培ってきた船舶造修業の「鍛冶」「溶接」の技術力が大手ゼネコン各社にも認められ、現在では日本を代表する造船・建設会社から鉄工業務を請負っています。

溶接・溶断の個人の技術の高さには定評がある他、狭所での重量物据付け及び解体等の高難度の環境でも施工品質を落とさず、工期に合わせて安全かつスピーディーに対応します。
近年では、PC版等の鋼構造物以外の据付け工事も請け負っております。

大手造船会社内に自社の事業所を構えるだけではなく、複数の建設工事の拠点を有しています。また、多能工も多く在籍しているため、顧客の要望に柔軟かつ迅速に対応できる体制を整えています。

社員同士はもとより協力会社の関係者ともコミュニケーションを密にし、相談しながら最善の方法を模索します。困難な状況ほどあきらめずに全社一丸となって立ち向かう姿勢に、お客様の中には「困ったときの京浜マリン」と言ってくださる方もおります。

工事着工前の段階からお客様と共に計画業務に携わります。これまでの経験を基に予測を立て、より円滑な施工計画の立案から工程の短縮などについても提案し、工事竣工まで責任をもって施工します。

船舶事業では高度な技術を要する鉄工・溶接を軸に、原寸大書き起こしから撓鉄・足場・搭載・クレーンの他、艤装品の製作までを一貫して承っております。

当社はお客様のご要望に合わせて仮設物から本設物まで様々な製作が可能です。現場工事を主体としているため、施工のしやすさを考慮した製作物を提案し、設置工事まで請け負っております。

また、造船事業部でお取引のある大手造船所の岸壁やドックを使用し、橋梁ブロックや独立した鋼構造物を造船所内で組み立てることが可能です。一体化させた大型鋼構造物は陸上輸送が困難なため、協力会社と共に海上輸送にて建設現場に運搬して設置いたします。
造船所と建設現場をつなぐこの取り組みは、造船事業部と建設事業部を有する弊社ならではの事業です。