由良ドック株式会社は1973年に三井造船由良工場として操業を開始し、以来半世紀の長きにわたり事業活動を続けている日本でも有数の規模を持つ修繕専門工場です。

手掛ける船種はLNG船、一般商船、フェリー、官公庁船、特殊船などです。あらゆるカテゴリーにおよび、数々の船舶修理・改造工事の経験により得られた豊富な知見と、それに裏付けられた確かな技術により国内外から修繕ヤードとして信頼を得ています。

由良ドック株式会社は次の2つの事業を展開しています。

各事業をご紹介します！

由良ドックは、1973年の工場開所以来、半世紀近くにわたり修繕船の専門工場として様々な船舶の修理・改造工事を行っており、船舶修理に関する豊富な知識と経験を有しています。

1年間で約80～90隻の船舶の修理を施工しており、RORO船・カーフェリー・コンテナ船などの、近年日本全体で取り組んでいるモーダルシフトに貢献する船舶や車両運搬船・貨物船・LNG船などの物資・エネルギーの輸送に貢献する船舶への修理を通じて、日本や世界の物流を陰から支えています。

由良ドックは、船舶の修理だけでなく、居住区や煙突など船舶の一部となる造船ブロックの製作も行っています。

また、過去には沈埋トンネルの一部を製作した実績も有しており、造船ブロックに限らず様々な鋼構造物の製作も可能です。

由良ドックは常石グループ傘下、三井E&S造船の100%出資による船舶修理専門工場です。1973年、旧三井造船の由良工場として操業開始以来、数多くの船舶の修改造を行い、豊富な実績に裏付けされた確かな技術で多くのお客様に信頼の修繕品質をお届けしています。

船舶に関する各種の改造工事、バラスト水処理装置などのレトロフィット工事、省エネ工事などのエンジニアリング分野においてもお客様のニーズに的確に対応する体制を整えております。

由良ドックは、グループ各社から形成された修繕ネットワークを通じ、必要に応じて人的交流や技師・作業員の派遣、設計エンジニアリング検討、部材・治具の貸借などの充実したサポート体制を築います。

これにより、あらゆる船種船型への高い品質とスピーディな工事対応が可能です。

由良ドックは、全長405ｍ、幅65ｍの国内有数のドライドックを有しており、バルクキャリアやLNG運搬船などの大型船にも対応が可能です。

ドックには200ｍ級の自動車運搬船が2隻同時に入渠する場合でも双方が船尾ランプを開閉することができるなど、フレキシブルな工程管理を行うことが可能で、お客様の多様なニーズにお応えします。

由良ドックは、修繕ドックとしては理想的な立地に位置します。瀬戸内海や大阪湾にアクセスする紀伊水道の入口に位置しており、入港の航路規制がなくパイロットの乗船の必要がありません。

また、由良湾は大型船でも入港可能な水深を持っており、入渠可能喫水は8.5ｍと深く、潮位の影響による入渠時間の制限もありません。