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【企業紹介】京浜ドック株式会社|カテゴリー 造船所

2023-12-11

この記事は、京浜ドック株式会社のwebサイト(https://www.keihindock.co.jp/)から内容を引用して作成しています。

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京浜ドック株式会社は、船舶建造及び修繕業、舶用機器部品の製造・販売及び修繕業などを事業とする神奈川県の造船所です。

今回は「京浜ドック株式会社」を紹介します。

国内初の『ハイブリッド推進装置』を搭載したタグボートを建造された会社です🙌✨

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企業について

京浜ドック株式会社について簡単に教えてください。

京浜ドック株式会社は、小型船舶の修繕事業を行う会社として1968年に日本郵船株式会社の出資により設立された、神奈川県の造船所です。

「環境にやさしい船」造りとともに、「最先端技術の船」に関する研究開発を進めております。これらを将来に亘って継続し、社会に貢献して参りたいと考えております。

事業内容

京浜ドック株式会社の事業について教えてください。

京浜ドック株式会社の事業は次の3つの部門に分かれています。

京浜ドック株式会社の事業部門

  • 修繕部門
  • 新造船部門
  • 環境事業部門

各部門をご紹介いたします!

修繕部門

京浜ドックは、横浜市子安工場に引き上げ船台3・修理用岸壁2、横須賀市追浜工場に引き上げ船台3・修理用岸壁3を有し、小型船舶、おもにタグボートの修繕・メンテナンス・船舶検査に対応しています。

エンジンやプロペラ、ギアの各専門業者、溶接や船体塗装、電気系統、配管のエキスパートたちの技術を結集し、本船をベストなコンディションに整え、再び海に送り出す…それが京浜ドックの仕事です。

タグボートの修繕・メンテナンス


プロペラの修繕

一番多いケースは、底引き網などの海に漂うゴミを巻き上げてしまったプロペラの修繕です。

船底の掃除と塗装

推進力や燃費に影響が出てしまう船底についたフジツボや藻をきれいにして、腐食を防ぐ塗料を船底に塗り直します。船主さんによっては1年に1度行ないます。

フェンダー(古タイヤ)の交換

岸壁や他の船との接触が多いタグボート。ダメージを受けたフェンダー(古タイヤ)を交換します。

エンジンの整備点検

電気系統・配管の整備点検

損傷部を修理・交換する

損傷、消耗した部分を修理、交換します。

新造船部門

京浜ドックは1971年より新造船の建造に乗り出し、これまでに500トン未満のタグボートや一般貨物船、客船、タンカー、作業船の建造を手がけてきました。

新造船の建造は、仕上げ工場などを有する横須賀市追浜工場にて、近年は主としてタグボートを専門的に建造しております。

2種の次世代のタグボートを建造


環境配慮型タグボート「翼」

用途曳き舟
全長37.2m
総トン数256トン
主機関ニイガタ6L28HX 2基
馬力4,400PS(主機関、モーター合計)
船主㈱新日本海洋社殿(平成25年3月竣工)
速力15.0ノット
備考わが国初のハイブリッド推進システム搭載
環境配慮型タグボート

エンジンとバッテリーを併用するハイブリットエンジンを搭載したタグボートです。

ハイブリットエンジン車と同様に、モーターで起動してエンジンに切り替わります。タグボートではまだ1隻のみです。

●LNGタグボート「魁」

用途曳き舟
全長37.2m
総トン数272トン
主機関ニイガタ6L28AHX-DF 2基
馬力4,400PS
船主日本郵船㈱殿(平成27年8月竣工)
速力14.0ノット
備考わが国初のLNG燃料船

環境にやさしいLNGを燃料に使用したタグボートです。

従来のA重油に比べて二酸化炭素の排出を約30%、窒素酸化物の排出を80%、硫黄の排出を約100%削減することができます。

環境事業部門

京浜ドック株式会社では基幹事業である船舶の修繕・建造事業と並行し、水と空気の排水処理、ろ過、浄化、脱臭装置を開発、製作、販売しています。

環境事業部門では以上3装置の開発から製作販売、メンテンテナンス、改良までをベテランスタッフが一貫して担当しております。今後もさらなる研究と開発を重ね、環境に寄与する事業を展開いたします。

排水処理システム


コンテナターミナルや倉庫では、コンテナ船で使用したコンテナの内部を洗浄しています。当社の排水処理システムは、このコンテナ洗浄の際に出る規制値以上の排水を処理するシステムです。

なかでもタンクコンテナは、種々の薬品や油脂類、酒、ワイン、ジュース類などの輸入で使用されるため、その洗浄水の処理には高度なノウハウが必要です。発売以来、顧客ニーズに即応して都度改良を重ねているシステムです。

セントラル空気脱臭システム


多くの人が集まる施設向けの空気脱臭システム。臭いをオゾンの強い脱臭殺菌力を利用して炭酸ガスと水に直接分解、臭いそのものを限りなくゼロに近づけます。

病院、介護施設、ホテル、レストラン、パチンコホール、養豚場などでご利用いただき、長年にわたりご好評をいただいております。

プール及び大型浴槽水循環浄化装置(アクアクリーンサイクル)


プールや大型浴槽などの大量の水をろ過し、オゾン洗浄、温度調節、さらに処理後の余分なオゾンの分解までができる水循環浄化装置です。

オゾン洗浄により、上下水道、工事排水、貯水場などの殺菌、脱色、脱臭ができます。食料加工関連、食品鮮度保持、養魚場の殺菌脱臭にもご利用できます。

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タグボートについて

タグボートは大きな船舶の離着岸の補助や進路警戒をする作業船です。タンカーや客船、コンテナ船を直接押したりけん引して、離着岸の補助や進路警戒(エスコート)をしています。

小さな船体にもかかわらず馬力があり、360°回転する2基のプロペラで前後・左右・その場での旋回が可能。小回りが利いてパワフルなタグボートは、港湾内での船舶の安全な航行に欠かせない存在といえるでしょう。

タグボートの仕事


大きな船舶の離着岸の補助

大きな船舶の進路警戒と誘導
(エスコート)

橋をつくるコンクリートの
塊などの運搬

海難事故の救助と
事故船舶のけん引

花火大会の警戒

海上火災の消火

各部の機能と特徴


大きさ

全長30~40mが平均的だが、大きさは様々。

重さ

搭載している物にもよるが、200~300トンが平均的。

プロペラ

360°回るプロペラを2基搭載。前後、左右(平行移動)、その場で旋回し方向転換できる。

フェンダー

対象船舶を直接押すため、傷がつかないよう周囲に古タイヤを装着。

エンジン

小さな船体に4,000馬力前後のエンジンを搭載。

デッキ

作業しやすいように海面に近い構造になっている。

会社概要

商号

京浜ドック株式会社


所在地

本社・子安工場
〒221-0022横浜市神奈川区守屋町1-2-2

追浜工場
〒237-0062横須賀市浦郷町1-65


創立

1968年 7月 10日


資本金

3千万円
発行済株式総数 3,000株


代表取締役社長

小澤 敏也


従業員数

本社・両工場 73名(2022年4月1日現在)


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