かもめプロペラ株式会社は、東京・砂町（すなまち、現在の江東区北砂、南砂、新砂、東砂にあたる）を創業の地とする会社です。豊漁のシンボルである、かもめたちの美しい姿にあやかって、自社製品に「かもめプロペラ」と名付けました。

その親しみやすい商標がお客様になじみ、1963年、「かもめプロペラ株式会社」と社名を改めました。同年、現在の場所に本社工場を移転の際に、当社が幹線道路からのアクセスのために架橋をしました「かもめ橋」は、今も橋の名称として親しまれ、地域に根付いています。

かもめプロペラの製品は、船舶用プロペラ専門メーカーとしての90年以上の技術とノウハウの蓄積があります。安全な航行をお約束するとともに、省エネルギーの実現、環境にもやさしい推進システムを提供します。

かもめプロペラの製品を詳しくご紹介します！

「かもめ可変ピッチプロペラ」は、1961年当社独自の技術によって誕生しました。お客様のニーズに合わせた半世紀にも及ぶ研究と技術開発を続けてきました。

現在では小型船から16,000kWの大型船まで、商船、漁船、フェリー、調査船、海洋開発プラットフォームなど、あらゆる船種に装備されています。その納入実績は5,400台を超え、世界でトップクラスの製造技術、販売シェアを誇ります。

当社創業とともに生まれ、かもめ製品群の核となっている「かもめ固定ピッチプロペラ」。お客様からフィードバックされるデータの解析・蓄積を繰り返しながら、時代のニーズに合わせた設計、生産技術の開発を続けてきました。

あらゆる船種、あらゆるニーズに対応する豊かなプロペラ品種をご提供します。特に経済性の向上を追求する近代化船のニーズにも、伝統技術を進展させてお応えします。

かもめサイドスラスタTCB型シリーズは可変ピッチタイプのプロペラを採用しています。駆動装置はエンジン、電動モータ、油圧モータを問わず使用できます。プロペラの逆転機構が不要なため、推力方向を素早く切換ることができ、推力の大きさも簡単に変更することが可能です。

また、操作性の良いコンパクトな制御装置KTC100により、始動から操船を一つのコントロールパネルで操作することが可能で、ダイヤル一つで優れた操船を行なうことができます。

かもめサイドスラスタTFA型シリーズは固定ピッチタイプのプロペラを採用しています。シンプルで堅牢な構造により耐久性と保守性が大変優れています。

駆動装置はエンジン、電動モータ、油圧モータを問わず利用できます。また、操作性の良い制御装置により、始動から操船を一つのコントロールパネルで操作することが可能で、ボタンで簡単に操船を行なうことができます。

プロペラを最高の状態で稼動させるためには、それを駆動する機構にも設計ノウハウが必要となります。

実験および実船からのフィードバックにより信頼性の向上を計り、最新の設計システムを活用し最適な推進システムを構築しています。

創業以来90年以上の歴史と、豊富な納入実績によって培われた製造技術が高い品質を生み出しています。

プロペラの製造に欠かせない鋳造は、金属材料の品質管理と製造ノウハウの要素が重なり合って成立します。まさに経験の蓄積が活かされています。

ユーザーの信頼にお応えするために、当社は厳しい工程管理、品質管理をおこなっています。ISO9001認証の取得、国土交通省の製造事業場認定、および各種船級協会の製造認定も取得しています。

常に最高品質の製品をご提供できるように、またユーザーのご要望にお応えできるように惜しみない努力を重ねています。