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技術・努力の結晶、船の誕生セレモニー|内海造船進水式見学会 さんふらわあ ぴりか

2024-12-18

みなさんは進水式を見学したことがありますか?

進水式とは、新しく建造された船の誕生をお祝いする式典になります。

船を建造するために一緒に働いてきた多くの人々の技術・努力の結晶が形となる瞬間でもあるんです。

一般社団法人日本中小型造船工業会は、次世代を担う子ども達に造船業を中心とする海事産業を通してものづくりの素晴らしさを知ってもらうため、また、造船業が地場産業として重要であることを再認識してもらうために、キャリア教育の一環として各地の小中学校で海事産業ものづくり体験講座進水式見学会を実施しています。

今回の記事では2024年9月4日に内海造船(株)因島工場で行われた、『さんふらわあ ぴりか』の命名・進水式見学会の様子をご紹介します。

船舶紹介

本船はLNG(液化天然ガス)を燃料とする旅客船兼自動車航送船で、2025年度春から商船三井さんふらわあが運航する大洗~苫小牧航路に就航する予定です。

LNG(液化天然ガス)は燃焼時に酸性雨の原因である硫酸酸化物がほとんど排出されず、原油と比べてCO2排出量も少なく、環境に優しい次世代エネルギーとして注目されています。

全長が約200mで13mトラック約155台、乗用車約50台、旅客定員157名、バリアフリー設備が完備されています。とても大きく地球や人にも優しい船です。

進水式見学会 尾道市立向島中学校

今回、尾道市立向島中学校で実施している海事産業ものづくり体験講座の一環で、この進水式見学会に生徒たちが参加しました。

ものづくり体験講座についてはこちらをチェックしてみてください。

天候にも恵まれ、くす玉からのテープや紙吹雪、風船などの華やかな装飾された船が大迫力のなか進水する様子に、生徒たちも大興奮でした。

実際に参加した生徒たちに今回の進水式についての感想を聞いてみました。

インタビュー

本日の進水式はいかがでしたか?

・船について学んだことで、進水式の素晴らしさをより感じることができた
・風船や紙吹雪など、とても華やかだった
・なかなか造船所に入ることがないので、新鮮だった

・想像よりとても大きかった
・会場の雰囲気に圧倒された
・支綱切断をしてみたいと思った

海事産業ものづくり体験講座を通して、印象に残ったお話はありますか?

・塗料について興味深かった
・船長さんのお話がすごかった
・日本の貿易では99%以上が船で運ばれているので船を守っていきたいと思った

・船に携わるお仕事でも、たくさんあること
・200mの船でも薄い鉄板で作られていると学びましたが、信じられない。

お土産

造船所の方から進水式で使用した紙吹雪を頂きました。

金色を見つけると幸せになれるかも!?という話もあり、生徒たちは楽しみながら金色を探していました。

造船所に足を運び、実際に進水式を見学することで、SNSや動画だけでは味わえない特別な体験を得られたのではないでしょうか?会場の雰囲気、来賓の方々の緊張感、そして現場作業員の熱意が交錯し、多くの人々の思いが詰まった素晴らしい進水式見学会でした。今回の進水式では招待された学生だけでなく一般の方々も訪れており、とてもにぎやかで活気に満ちたセレモニーとなりました。

この見学会を通して、多くの子どもたちに海事産業の世界を知ってもらい、船に携わる仕事を将来の選択肢の一つとして考えてもらえると嬉しく思います。

進水式に関する情報は各造船所の公式ホームページに掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。一般の方でも参加可能な進水式もありますよ!

今後もどんどん情報発信していきますので、CAJS特設ページをぜひご覧ください!!


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この特設ページでは、一般社団法人日本中小型造船工業会が日本財団から支援を受けて実施している「海と日本PROJECT」の活動やSNS情報などを中心に発信していきます。

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